2020年2月15日 Sat

生井英考×白石晃士×夏目深雪「カタストロフの映像とフェイク、キッチュ」 『ナチス映画論――ヒトラー・キッチュ・現代』(森話社)刊行記念

 



  • 会場:本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
  • 主催:東京・下北沢 本屋B&B
  • 出演者など
  • 概要:

     本邦初の、批評家、ドイツ研究者、映画/演劇研究者、映画監督らがナチスと映画の関係に斬り込んだ論考集が刊行されました。その中で重要なキーワードとなっているのはキッチュとフェイク。それは、重要映画の一つである『帰ってきたヒトラー』を、生井英考氏は「キッチュの末路を言い当てている」と評し、夏目深雪氏は映画中の「フェイク性」の重要性を指摘していることを見ても明らかです。

    今回は、編者の夏目深雪氏をホスト役に、執筆者である生井英考氏と、映画監督の白石晃士氏をお迎えします。斬新なフェイクドキュメンタリーで映画界に衝撃的に現れ、ホラーやスプラッタなど「キッチュ」な映像の臨界点の更新を実践する白石監督。現実の世界が既にフェイクでキッチュないま、映画ができること、映像でカタストロフを描く意味。映像界にとっても批評界にとっても新たなステージに進むトークバトルになることでしょう。

    【出演者プロフィール】
    生井英考(いくい・えいこう)
    立教大学アメリカ研究所所員・社会学部教授。専門は視覚文化史・北米地域研究。
    著書に『ジャングル・クルーズにうってつけの日──ヴェトナム戦争の文化とイメージ』(2015、岩波現代文庫)、『空の帝国アメリカの20世紀』(2018、講談社学術文庫)、『負けた戦争の記憶──歴史のなかのヴェトナム戦争』(2000、三省堂)。訳書にティム・オブライエンの小説『カチアートを追跡して』(1997、新潮文庫)、アラン・トラクテンバーグ『アメリカ写真を読む』(1996、白水社)。

    白石晃士(しらいし・こうじ)
    映画監督。ホラー、バイオレンス、フェイクドキュメンタリーを得意とする。主な作品に『ノロイ』(05)『オカルト』(09)『グロテスク』(09)『超・悪人』(11)『カルト』(13)『ある優しき殺人者の記録』(14)『貞子vs伽椰子』(16)『不能犯』(17)『地獄少女』(19)など。著書に『フェイクドキュメンタリーの教科書』(2016、誠文堂新光社)。

    夏目深雪(なつめ・みゆき)
    批評家・編集者。映画を中心に演劇やダンスなどについても執筆。『ユリイカ』や『キネマ旬報』などに寄稿。アプリ版「ぴあ」で「水先案内人」。共編書に『国境を超える現代ヨーロッパ映画 移民・辺境・マイノリティ』(2015、河出書房新社)、『アピチャッポン・ウィーラセタクン 光と記憶のアーティスト』(2016、フィルムアート社)、『躍動する東南アジア映画 多文化・越境・連帯』(2019、論創社)他多数。

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